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300角タイル加工へのこだわり

今日はsotoDesignのプランに使われている素材の中で、最も登場率の高い
300角タイルについて少しお話をします。
300角とは 300mm角 つまり30センチ角の大判タイルです。

私がハウスメーカー勤務をしていた20年以上前の話になりますが、
300角タイルと言う素材はある程度特別な存在で、
あちらこちらに使用出来る素材ではなかったように思います。
当時はかなりな高級品扱いで タイルといえば100角タイルと150角タイルが主流でした。

いつからでしょうか、輸入業者さん達がこぞって300角タイルを安価で扱うようになり
今では300角タイルは スタンダードな素材になりました。
300角タイルをデザインに取り込む機会が多くなり 今では
デザイン外構には 切っても切れない存在となりました。
床材としても壁材としても重宝する300角タイルですが、
写真のような 自然な曲線で切り取るという使用方法がとても気に入っていて
多くのお客様の外構プランに登場しています。

sotoDesignのデザインテイスト(シンプルモダン等)の端正で理路整然としたデザインの中に
自然な曲線がなめらかに入ることで より一層奥深いデザインに映ると思うからです。

ではどうやって施工しているのか?
カット工程のお話をします。

まず現場でのケガキ(下書き)を行いますが思っている以上に大変です。
図面上(CAD)では全体のバランスを確認しながら 上空から見下ろして
しかも何度でも繰り返し書き直せますが、現場ではそうはいきません。
CADのように鳥瞰で見れないので、バランス等がわかりにくくて
何度でもやり直しをすることがあります。
やりなおししすぎて
下書き線が重なり どの下書きが正しい線なのか分からなくなることもしばしばww

この形や大きさの外構全体に対するバランスがうまく取れないと、
外構全体の完成度に違いがでてきます。
パーツではありますが それほど大切なポイントになります。

やっと下書きを決定すると、次の工程はタイルカットになります。
まず大まかにカットして
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写真をご覧いただくとおわかりいただけますが、集塵機を回す者とカットしていく者の2名で
少しずつ下描き線に沿ってカットしていく作業です。
文字通り息を止めながら 慎重にカットしていきます。
3-1
2-2
その後 切り込んだ切り口部分をモルタルでうまく補修していきます。

最近では設計者の意図をくんでもらえる手の良い職人さんが少なくなってきましたが
(どの業界もですかね)
この様にこだわりの設計者と良い作り手が揃わないと
デザイン外構は実現が難しいのではないかと感じます。
施工力がなければできないこと
難しいことももちろん 職人にとって「めんどくさい作業」でも
この外構デザインには必要なんだと思って 黙ってやってくれる
いつも付き合ってくれる職方には頭が下がる思いです。感謝、感謝です。
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タイルの収め方一つとってもこれだけのこだわりと情熱を持って物件に取り組んでます。