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築山(小山)の使い方がちがう

デンマークオアスタットという街での写真です。
新市街の前衛的な建築や面白いパブリックスペースが沢山あるので有名なスポットです。
現在も建築ラッシュであちらこちらで工事等が行われています。
ここでは 気になる建築やその他沢山紹介したいものが沢山ありますが
順番に紹介していきます。

今日は 物では無く日本と北欧での築山のあり方について少しをお話します。

北欧ではいたるところに人工的に築山のような
高低差のある小山みたいなものが見られました。
日本の造園の技法の一つ 築山のようです。
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日本での築山の考え方としては
限られた敷地の中で、広さを演出するために築山をしつらえたりします。
また そこには景石や植栽も沢山取り入れて
庭を創り上げていくことがほとんどです。

一方ヨーロッパでは
高低差の無い平らなところに 突然隆起してきたような小山を造ってあるのを目にします。
その小山の収めが方(流儀)が
日本とヨーロッパでは少し考え方が異なっていると感じました。

例えば築山の頂点から下り 平坦な場所へと切り変わる部位には
見切り材(芝などが思いもよらない所まで伸びないようにする枠のようなも)など全く無く、
しかも同じ材(芝など)で平らな地面まで仕上げてあることが多いです。

日本的な考えですと、
まず高い場所(築山)があるのだからその他の部位は低地となります。
低地と言えば 川や池ということで 枯山水等という考えになっていくのですね。
日本の庭は その場所で全てが完結してしまわなければならないという考えですが

ヨーロッパの考えは
決してその場所から見えないところへも続いている、という風な考えなのですかね。
見える部分で完成したものを見せる、
もしくは見えないところにも期待させるという方法の違いでしょうか。

私自身、ヨーロッパ的考え方も嫌いでは有りません。
普段のデザイン思考中には 無意識にヨーロッパ的考えで進めている事も
しばしばあるようです。
なにより同じ材料(芝などで)築山から地面迄の全てを造る方が
シンプルに収まり 好印象になる事も沢山あると思います。

このように風景の一部として見える小さな小山(築山)だけ取り上げても
日本とヨーロッパの違いは確実にあると感じたうえで、
外構のデザインにも応用できる考え方だと強く感じましたので
今後のプラン作製時に活用していければと思います。