大阪市・和モダンなエクステリア 角地に落ち着いた横格子の外柵と坪庭のゆとりを
CONCEPT
大阪市の住宅地に堂々と建つ 少し和風な住宅にあわせて、
和モダンな外構エクステリアに挑戦しました。
建物の真ん前が道路であること 人通りが多く また角地という条件を活かし、
こういった部分には普通は使用しない
大ぶりなアルミ汎用材を大々的に使用した横格子を外構デザインの鍵にしました。
窓の前に制作した坪庭や、インターホンカバーなど
和風といえど まろやかさだけではない
ソトデザインのこだわりが随所に見られる和モダンデザインとなりました。
都会の限られた広さの外構ですが 工夫で豊かな空間を設けることができます。
まず 建物の向こうにガレージとアコーディオン門扉。
門の前に植栽と袖壁を配し そこからしっかりした厚さのアルミ汎用材で
横格子を作製しました。既製品のフェンスを使用しないことで
落ち着きがありながらも他所で見ることのない 個性的な外構になりました。
玄関の前には格子の片開き門扉を使用しました。門扉を付けた袖壁には、既成品の縦型のポストを配し
インターホンのカバーとして小ぶりなステンレスのオリジナルカバーをデザインしインターホンに取り付けました。
カバーとしてだけではなく 名前が書かれてあり表札としても機能しています。
リビングの窓の前に、石や水鉢をあしらった小さな坪庭を設計しました。シャープな石の配置が重厚で高級感があります。
モダンな印象を与えますが、オタフクナンテンや竹などの和風植栽に季節感と和テイストを感じていただけると思います。
加えて 安心感のあるがっしりとしたブロンズの横格子がさらに 和モダンを演出してくれます。
庭なんて取れないとあきらめることなく コンパクトなやすらぎの空間をご提案することが出来ました。
玄関周りの様子です。建物にある縦格子をうけるようなアルミの横格子の外柵が、大変端正で個性的でもあります。
風に揺れる竹の緑と無機質なステンレスのインターホンカバーが好対照で この外構デザインのアクセントとなっています。
建物の正面からは門扉を隠すようにデザインしました。
歩数を稼ぐことで すぐ目の前が道路であってもエクステリアの奥行きをアプローチの中に作ります。
窓の前の横格子は基本は目隠しとして考え あえて少し足元を浮かせてあります。
これによって、小さな坪庭も閉塞的にはならず明るさや風通しが良くなります。
また、軽やかで洒落たエクステリアの印象となります。