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soto Designブログ

sotoDesignが創造し始めたきっかけ2

2017年9月29日|カテゴリー「デザインへの考え方
sotoDesignの創造
さて 昨日からの続きで 家業を継ぎ自営業となってからのお話です。

家業は植木の剪定や造園工事などを行う造園業です。
ですが サラリーマンを辞めて家業へもどる際に 造園業の手伝いではなく
新規のお客様に外構の設計施工を行う外構部門を立ち上げることにしました。
その時の部門名は 「グリーンネットワーク」と名乗っていました。
今 考えると造園一本、すべてを造園業にささげていた亡き父が それを許してくれたことに感謝です。
自分が一番だと思う造園の仕事ではなく 私のしたいことをさせてくれたのですから。

しかし 開業したものの そう簡単なことではありませんでした。
造園ではない新部門なので これまでの固定客がターゲットではありません。
新しく外構工事を行う予定のお客様を探さなければなりませんでした。
有名な住宅メーカーのバッジを外した私には 誰も振り向いてもらえません。
退社し別部門を立ち上げる時に 当時の社長であった父との約束は
「金銭的な相談や 退社後の後悔は聞かない」でした。
どうしたら 知らないお客様に振り向いてもらえるかということを 真剣に寝ても覚めても
ずーっと考えていたような気がします。
もちろん 普通の営業手段として 当時流行っていた「価格破壊」安売り王的な営業も試みた時期もありました。
でも 何か違うんじゃないかというのが 心から離れずに それでも生活もかかっていて
毎日必死に 休むことなく働き続けました。
もともと 創造することには なんの抵抗もなかったわけですから
手間や時間をかけ アイデアを絞って ご縁を繋いだお客様に喜んでもらえるデザインをしようと考え始めたのは
この頃からだったように思います。
どうやら お客様が喜ぶのと同じくらい自分も嬉しくないと納得できない性格のようです。

そして「グリーンネットワーク」は「sotoDesign」と名乗るようになりました。
ほんとうの意味で デザインに特化した外構を創るようになったのは15年くらい前からということですね。
こだわりの外構プランをご提案するスタイルをこれでいいんだと自信を持つようになりました。

次の目標が
「売り込みに行かなくとも お客様からご依頼を頂ける外構デザイナーになる」
ここ10年ちょっとでインターネットやスマホの充実が追い風となって
現在はその夢にほぼ近いかたちで お仕事を途切れることなく頂けるようになってきたのです。

ただしゴールではなく また新しいスタートになるのだと思います。

次回は新サイトオープンのお知らせです。


sotoDesignが創造しはじめたきっかけ1

2017年9月28日|カテゴリー「デザインへの考え方
プランには自信があります
自分の作品の中に「デザイン」という言葉を使うようになったのはいつ頃からかな?とふと考える自分がいます。

幼少期はというと与えられたおもちゃなどを ことごとく分解しないと気が済まない子供でした。
「組み立てられないのに なぜ分解したの?」と 母親がよく言っていたような気がします。
なぜって・・・中身がどんな仕組で動くのか 見てみたい ただそれだけだった。
子供にはそんな難しい動機はあるはずがありませんね。
そんな子供だったので 少し大きくなってくると すでに地面を掘るなどして人が入れる基地などを創っていました。
家業の関係で 道具や端材は敷地の中にたくさんあったので それらを持ち出して遊んでいました。
どうしよう こうしようと 自分で考えた形に創るのが 非常に楽しいと思った記憶が鮮明にあります。

小中高は公立に普通に通い 大学は芸術系の大学で環境デザインを専攻しました。
でも 学業にはほぼ興味がなくて ごく普通に無難に過ごしていただけでした。
将来 外構やエクステリアにこれほどのめり込むとは 考えてもいませんでした。

大学を卒業すると家業を手伝うようになり 毎日造園と植木剪定の作業をしていました。
程なくして 少し体調を壊し半年ほど休養する時期がありました。
その時初めて 自分は何ができるのだろうと考える機会になり 考えるうちに「自分はものを創りたい」とあらためて気づきました。
そこで 造園の仕事をやめて ハウスメーカーの中途採用の募集をうけ 住宅メーカーエクステリアの設計営業を数年携わりました。
ハウスメーカーで勤務した頃は デザインよりも売上金額に傾倒していたような気がします。
会社から課せられる売上ノルマを毎月きっちりクリアする。会社側から見たら 扱いやすい社員だったでしょうね。
いつしか自分の中でも 数字というわかりやすい目標を毎月クリアできるのが 心地よく感じた時期も正直ありました。
そして 阪神淡路大震災を期に ハウスメーカーを退社し家業に戻ってきたのでした。

長くなりますので 続きは次回に。。


N様邸 着工

2017年9月27日|カテゴリー「お打合せや進行
着工当日
本日より 豊中市N様邸の着工をしました。
本工事の先行で エアコンの架台作製や仮設アプローチ
仮設インターホンの設置のみ行い 詳細打合せ
続きは10月初旬から 本格的に入っていく予定です。

N様もsotoDesignのホームペジからお問い合わせ頂いたお客様です。
現在 sotoDesignでは 
ホームページを御覧頂いた個人のお客様から直接ご連絡ご相談いただくことが
一番多いご依頼のスタイルです。
ありがたいことですね。
山のような数のご依頼もありがたいかもしれませんが
それより ホームページをご覧になって 嗜好が合う方や
デザインに対しての考え方でご理解を得られているお客様とご縁を持ち
時間をかけてじっくり ベストなプランをご提案できるほうが
sotoDesignとしては 嬉しいことです。
もちろん
高額物件に興味があるわけでもなく
広大な敷地の物件を望んでいるわけでもありません。
着工当日2
敷地に関して言えば
どちらかというと狭小地や変形地のほうが興味があるくらいです。
その土地でしかできないことを考えて熟考するほうが 
楽しい美しいエクステリアプランが出来る事も多いのです。

このN様邸も角地の隅切りのラインをもとに外構プランが始まっています。
どのような内容のプランになろうと そのラインを崩すことはしません。
そこを崩さないことで 全体の関係を守り破綻した形状にならないで 
外構がまとまりトータルデザインに結びつくのです。
ちょっと文章では伝わりにくいですが・・・

このN様の外構工事も進捗をおいおいお伝えしたいと思っています。
おたのしみに。

本日から着工ラッシュ

2017年9月26日|カテゴリー「お打合せや進行
着工の様子
本日から茨木市 O様邸が着工となりました。

O様とは春ごろからお打ち合わせを進めてまいりました。
sotoDesignのファーストプレゼンをお気に入りいただき 非常に嬉しい気持ちになりました。
いつもご夫婦そろって sotoDesignの事務所にて打合せさせていただいておりましたが
毎回お話が楽しく 気持ち良い打ち合わせができていました。
折衝と修正を数度繰り返して 本日の着工を迎えることになりました。

プランについてお客様もお気に入りいただいていますが
sotoDesign自身も かなり気になるデザインになっています。
間口の制約をデザインに活かし 奥行きを感じられるデザインに仕上がっていると思います。
プライベートゾーンのデッキ周りも ご主人イチオシのタイルで
デッキが出来上がる予定ですが
そこもsotoDesignらしいご提案になっており また完成をみなさまにもお伝えしたいと思っています。
着工の様子2
デッキのほかに もう一つの楽しみは新しくデザインした門柱です。
これも 間口の制約によって新しくデザインしたものですが
北欧研修から帰ってからイメージした門柱で
今は多く語れませんが 秋からの着工の中でいくつかデビューの予定です。
かなり 面白いものになるのではと期待しているところです。

ともあれ全体的にバランスの良い外構エクステリアプランになっています。
進捗をご報告しますので ご期待下さい!

デンマーク王立図書館

2017年9月25日|カテゴリー「北欧研修
blackdiamond1
今回 北欧研修で行ってきたコペンハーゲンのデンマーク王立図書館(ブラックダイヤモンド)をご紹介します。

天気の悪い日で残念でしたが
この図書館のロケーションは海に近い運河沿いにあります。
海は塩分濃度が低いとのこと
運河もまったく塩気を感じず 水の匂いや湿気を感じない少し爽やかな感じさえします。

blackdiamond6
さて この図書館は もともとあった古い建物と 
全く新しい建築をくっつけた建築になります。

写真をご覧頂いておわかりいただけるように
新旧が徐々に馴染んでいくような建築ではなく
旧の建物の良いところを残して新館は全く異なる物を表現した 建築に思えました。

blackdiamond5
旧館は もちろんメンテナンス等に留めてあると思われますが
大変美しく 荘厳で歴史を感じる建物です。

新館部分は sotoDesignの大好きなコンクリート打ちっぱなし造です。

blackdiamond2
これはよくガイドブックなどでも見るショットなのですが
私自身 直接見てもこの方向からの見晴らしがとても良いと思いました。

ガイドブック通りなのですが 実物の迫力は素晴らしく
とてもダイナミックでした。
写真を撮るシャッターを切る指が どんどん動きます。

blackdiamond4
ガラス越しに見える運河やその向こうの建物がとても素敵ですね。

なにより
古いものと新しいものが混ざり合っているのに
全く違和感がありません。
無理のない共存を感じます。
blackdiamond7
日本はスクラップ&ビルドを繰り返していますが
こちらでは古い建物の保全に真剣に力が注がれていて
おいそれと古いものを壊すなんてできないそうですので
いつまでもこんな風に
大事にされ 新しいものと共存できるデザインを考えて
新旧うまく入り交じった 町並みが増えていくのでしょう。

blackdiamond3
ただこの事柄を日本に置き換えると素材の時の話と一緒で
湿度や地震の問題が大きいので 
いくら素敵なことでも日本で同じようには行かないのですね。
非常に残念で とても難しいことです。

日本がもう少し地震が少なくて湿度が低かったら
建築も外構も また今とは違ったものができたのかもしれませんね。

美しい建築を見て自分の思考に置き換えて
日本にあったデザインの作品にして行こうと思います。
それが北欧研修の一番の目的でした。

秋 いくつかの物件着工

2017年9月25日|カテゴリー「sotoDesignの日常
着工前

こんにちは
今日はこの秋に着工を予定している物件のお話を少しさせていただきます。

たまたまですが その3邸のお客様のCADデータのプリントアウトを終了して テーブルの上に並べると
どれも力を込めたものなので なんとなく感慨深くブログにしようと思ったのでした。

ご依頼の時期はそれぞれ異なりますが すべてのお客様がsotoDesignのホームページを見つけてご覧いただき お問い合わせ頂いたお客様になります。

自分が逆の立場で問い合わせ側だとすると 少し勇気のいることだと思います。
顔も見たこともなく 話したこともなく メジャーな大手の会社でもない会社へ 電話やメールで問い合わせをするのですから。
着工前2
もちろん お問合わせをしたら必ず契約などをしないといけないわけではありません。
お話を繰り返す中で プランや弊社を気に入って頂けたなら
ありがたくおつきあいさせて頂く流れとなります。
これもやはりご縁だと思うのですが
外構工事ご検討中の方 さまざまな悩みのある方 
お気軽にお問合せいただけたらと思います。
ファーストアクションは お客様からなので 
弊社としてはこうやって 日々の様子をご紹介して どんな会社課わかりやすくすることしかできませんが。。
着工前3
その最初のアクションを起こしてお問い合わせいただくお客様には
いつも感謝しておりますとともに
ぜひ喜んで頂けるご提案をしようと考えております。

重なる打合せや意見交換 プランの作製や手直し
数々の段階を経てきたお客様3邸が
この秋 着工を迎えます。
職人も交え 着工には綿密な打合せによる工事予定を組み立てています。
着工前4
今回 sotoDesignの外構プランには 初めて取り組む門柱などもあり
少し気を引き締めて参りたいと思っています。
北欧研修で得たヒントを活かしつつ3邸すべて
デザイン強めの外構デザインができています。

進捗や完成をまたお伝えしていきます。おたのしみに。

ストックホルム 森の墓地散策2

2017年9月20日|カテゴリー「北欧研修
森の墓地2
本日は 森の墓地について続きを書きます。

前回の書き込みで「墓地を見学するってどうかな?」から始まりましたが
私の妙な心配を遥かに超えて すごく素晴らしい場所でした。

どのように素敵だったこと言うと
現地には礼拝堂や その他の建築や装飾など
面白いものもたくさんありますが
一番心惹かれたのは 表面的には自然豊かな作り込んでいないようにみえる墓地公園ですが
実は様々な工夫や操作が行われている点でした。
森の墓地4
たとえば片道10分は歩く散策道には なだらかな高低差があり
植林による 場の操作がなされているようでした。
子供が埋葬される場所には
寂しさを和らげるために 樹色の明るい広葉樹を中心に植林され
その他の多くの場所は 哀しみを示す 濃い色の針葉樹が植えられています。

普段 私達が外構やエクステリアを設計する時に考えるアプローチとは
全く違った方法で計画されているのがわかりました。
森の墓地3
これだけ 広大な敷地があるので
各部位の設計をバラバラに行うと全体の統制が取れなくなりますが
アスプルンドは この広大な森の墓地を何期かに分けて設計しましたが
初期の段階から 現在のほぼ完成形の形が 頭のなかにあったのでしょう。
長期間かけて計画するものの芯がブレることなく建設していくのは
大変難しいことだと思います。
(個人邸の設計ですら芯がぶれている作品を見ることも多いのに)
森の墓地5
素直に素晴らしい 美しいと賞賛することができる場所でした。

ストックホルム 森の墓地散策1

2017年9月20日|カテゴリー「北欧研修
森の墓地1

今日はストックホルム郊外にある森の墓地について書いていきます。

この森の墓地の設計者は エリック・グンナール・アスプルンドが生涯をかけて手掛けたものです。
感想を書く前に 少し前置きでお話しておきたいことがあります。

研修旅行前に研修なので行きたいところをメンバー全員に確認する作業をしている頃 この森の墓地の案がでてきました。
その時 私は勉強不足もあって「墓地?墓地を見学?」と 正直思ったのです。
日本で言うと 他人が他人の墓地を見学に行くという行為に それはやっていいことなのか?という考えが頭をよぎりました。
そのような 少し後ろ向きな気持ちで現地へ到着したときにも やはり墓地を見学するなんて・・という気持ちに変わりありませんでした。
ですが ガイドさんに連れられて メンバーと一緒に敷地へ入り 目に飛び込んできた光景をご覧ください。
お天気にも素晴らしく恵まれましたが 「なんと美しいところだ!」というのが第一印象でした。
森の墓地7
青い空と見事な植物の緑
どこまでも続く広大な空間

一瞬にして否定的なイメージが飛んでいき
「これが墓地?墓地公園?」と感動したのを覚えています。

設計者が一生をかけて作り上げた場所だけのことがあると心底思いました。
それほど 魅力的な場所でした。
森の墓地6
今回の書き込みでは なるべく墓石や その他礼拝場などの神聖な場所の写真は避けています。

次回も引き続き この森の墓地についてご紹介したいと思います。

コペンハーゲン ドラオア散策

2017年9月15日|カテゴリー「北欧研修
doragoa
今回は コペンハーゲンのドラオアという古い港町を散策してきたときのレポートを書きます。
ドラオアは古い町並みが今も残っている とても美しい町でした。

今回の北欧研修は女性5人と男性3人のチームです。
ドラオア散策は
女性5人にとっては 非常に魅力的に見えたに違いありませんが
われわれ男性も おとぎ話に出てきそうな風景を楽しんで見ることができました。

こういうテイストが好きな方なら 一度はじかに見てみたい光景でしょうね。

doragoa3
本当に味がありますよね。
テーマパークでもなく 作った光景でもない ましてや
私達 日本人が 外構やエクステリアデザインで「なになに風テイスト」と真似たものでもなく
まさに本物。本物の風景は 実に美しいのです。
同行したメンバーからも 塗り壁がかわいいとか瓦が素敵だと 感嘆の声が上がります。

住人のみなさんは 特別にお家を飾ったりしているわけではないように思いました。
むしろそれよりも 自然でゆったりした時間が流れていました。
大勢とすれ違うようなざわざわしたこともなく、本当にちいさな路地がどこまでも続いていて
街の中に入り角を曲がっていると どちらへむいてるかわからなくなるような場所です。
時間さえ止まってしまったような不思議な感じがしました。
doragoa2
sotoDesignでは あまり扱わないテイストではありますが
本物は見て感じたまま感動しました。

しばらく歩いてこの通りを抜け港へ出た途端に
現実に帰ったような気持ちになりました。

不思議な美しい町でした。

kopennha-

北欧の駐輪スペース

2017年9月14日|カテゴリー「北欧研修
ヘルシンキ歩道
今日は北欧で見かけた自転車置き場のしつらえやデザインについて
少しお話します。

先日ご紹介した 停める場所がへこんだようなスタイルの駐輪所は、あの駅前とデンマーク王立図書館前で見かけたのですが
その他でもユニークなデザインものがたくさんありました。


余談ですが北欧はヨーロッパ圏なので右側通行になります。
歩道と車道と自転車道がきっちりと区別されていて 各ゾーンの住み分けが非常にきちんとできています。
例えば日本では基本歩道を自転車で走ってはいけませんよね。
でも普段から 歩道を爆走している自転車をよく目にしますね。
北欧の町で自転車道を私達歩行者が歩こうものなら、
猛スピードで突っ込んできてベルを鳴らされてしまうという具合です。
道路の自転車置き場
解釈すると「自転車道に入ってきているあなたが悪いのですよ」という具合です。
いずれにせよものすごく割り切った国民性だと思いました。日本でこの考え方をして自転車優先道路で人にぶつかってしまうと 当然のように自転車が悪い!となるはずですね。

さて そんな北欧での自転車止めはこんなかわいさ。
ものすごく面白いですね。自動車型の自転車止めを日本で見かけたことはありませんでした。発想自体がユニークです。
「車はこっちを通るよ、自転車はここへ停めてね」という解釈でしょうね。
デザインうんぬんというより 自転車止め自体にストーリー性を感じますね。

さすが北欧デザイン。



自転車止の形
さすが北欧デザイン。

いつもエクステリアデザインをしているsotoDesignとしては目からウロコとでもいいましょうか

エクステリア・外構の世界においても
このようなユニークなデザインを作っていかなければならないと心底思わされる瞬間でした。
自転車置き場の印

コペンハーゲン バウスベア教会

2017年9月12日|カテゴリー「北欧研修
バウスベア教会1
バウスベア教会天井

コペンハーゲンでは バウスベア教会というところへも行きました。
この教会の設計者は オーストラリアのオペラハウスを設計したヨーン・ウツソン。1976年に完成した建築です。
外観は あまり奇抜な印象ではなくむしろシンプルで清楚な佇まいです。
街の外れにある建物が密集していない開けた場所に静かに建っているロケーションでした。
白い建築と青い空 隣に池のある環境に植栽グリーンが なんともいえない雰囲気を出しています。

教会の中へ入っての印象はさすが日照時間の短い北欧ならではの ほぼ前面ガラス張りの廊下が出迎えてくれます。
これは デザインというより機能的な面でガラス張りになったのかもしれません。
私達が訪れたのは夏季で ほぼ終日 日照しますが
冬季になると日差しがあまり望めなくなるお国柄が表れた全面ガラス張りの廊下のデザインです。
sotoDesignとしては大変好感を持ちましたが 日本で実行すると夏は暑くて 使い物にはならないでしょう。
バウスベア教会3
バウスベア教会2

他で気になったデザインは 白を基調にコンクリートと白木との組合せがすっきり素敵な空間を感じさせてくれました。
壁にある青い絵画と合わせたような 青い手すりが印象的です。

見学当日は残念ながら礼拝堂を使用されていたので見ることができませんでした。
そのこわりに スタッフさんなどミーティングするお部屋も見ることができました。
ここもすてきな空間でしたので ご覧ください。


全体を見学しこの建築自体が40年以上も前にデザインされたのだと思うと
現代で外構エクステリアデザインをしている者として より一層努力と創造の心がけをあらためて念じました。

感嘆する収め(ディテール)

2017年9月11日|カテゴリー「北欧研修
北欧の駐輪所
今日も北欧研修で発見してきたことをご紹介したいと思います。

上の写真はコペンハーゲン市内のとある駅前の様子です。何気ない風景なのですが よく見ていただくと日本では見かけない様子が写っています。写真ではわかりづらいかと思いますが・・・
自転車を停めてある駐輪場の部分をよくご覧ください。
自転車を駐車する地面のレベル(高さ)が すり鉢状に下がっていて 人が歩行する通路と高さが違っているのです。
よく考えると これは本当にすごいことです。
日本では普通は 駐輪所は平らでなければならず通路と同じ高さ もしくはがくんと段差をつけて下ろしてあります。
そのうえ 手すりや外柵で仕切りを作るのが一般的ですね。
私も普段 エクステリアデザインではそのように製作していました。
ところが この北欧での収め方は 物や要素を足すのではなく 要素をそいでいくデザインなのです。それでいて機能は優れています。
まさに機能美だと感心しました。
写真にあるように 自転車が散乱することもなく使いづらそうでもなく・・
こういうのが本当のデザインなんだなと考えさせられました。このようなセンスを見習いたいですね。
ここの担当デザイナーにしてみれば このほかの透明な材料で作られたエレベーター部分や隣接されたルーフのデザインを見てほしかったかもしれませんが 私の目にはそれよりも すり鉢状になったさりげない駐輪場に ずっと魅力を感じました。

北欧の照明
また この広場に収められていたグランドライト
外枠があるわけでもなく 素晴らしくシンプルですね。これも思わず写真を撮ってしまいました。

これらの駐輪所や照明を見ていると担当デザイナーさんの思いが伝わってきます。
sotoDesignの嗜好にばっちり合っています。仲良くなれそうです(笑)。
でもこの照明 どうやってメンテナンスするのでしょう?少し気になりました。LEDなので寿命が来れば すべて交換するのでしょうか。
こちらのデザイナーさんには驚かされっぱなしです。

これらを見て 自分も同じデザイナーの端くれとして
今後も恥ずかしくないような外構デザインに取り組みたいと刺激をたくさん受けたのでした。

北欧建築 オードロップゴー

2017年9月11日|カテゴリー「北欧研修
オードロップゴー1
今日は北欧 デンマークで見てきた建築についてお話します。

こちらはオードロップゴーという美術館です。
東京オリンピック国立競技場の設計をめぐって 名前がよく報じられた
建築家のザハ・ハディドが2005年に建築した新館の様子です。
迫力ありますね。

sotoDesignの好みのコンクリート打ちっぱなしでしかも黒色です。
非常に魅力的で 力強い建築に心奪われました。
青い空と芝の緑に黒の建築 すごく美しいですね。
オードロップゴーの様子
コンクリートが好きな私は 館内の展示を見て回っていても 展示品よりもこの黒いコンクリートに ついつい目が行ってしまいます。
気になってどうしようもありませんでした。

着色に寄って色がついているのではなく どうやらコンクリートを練る際に色を混ぜてあるように見受けられました。
表面着色でないところも 重厚感をさらにましてくれています。


オードロップの壁
この写真は内壁の様子なのですが サマになっていますよね。
自分の物件にも使用してみたいですが なかなか難しいでしょう。
日本のコンクリートプラントでは 基本的に色対応はしてくれないと思います。

また思いの外建築の外側の部分が 今なお美しく保たれていることも注目しました。ほんの少し灰色に変化していたくらいです。
オードロップの通路
またこの写真は入口付近の床仕上げの様子です。床面の角をアールで処理していますね。
この方法は sotoDesignもデザイン手法でよく使用します。カチッとしたデザインの中にやわらかな感じが出せるので 気に入っている手法です。秋にも着工の現場でも この手法を使ったディテールを紹介できるかと思います。

現地で色んな所へ行って沢山のものを見てきました。もう少し「綺麗で感動した」的な書き込みをすればいいのかもしれませんが 自分が撮影してきた写真を見ると細かいディテールの写真が多くて 旅行記としては部位にクローズアップしてばかりなのをお許し下さい。
ただ そのおかげか今 自分の外構デザインに良い影響が出始めていることを自分で感じており嬉しく思います。

これらの感動や思いを込めた作品が 9月以降目白押しで着工していきます。
また進捗をご報告しながら そんな成果もお話できたらと考えています。


インターンシップ中間視察と受け入れ側の心境

2017年9月11日|カテゴリー「sotoDesignの日常
GENETO山中氏
本日はsotoDesignで受け入れ中のインターン生の視察に 担当大学の講師 京都GENETOの山中氏が来られました。
といいましても 13年前に自邸を建築した時に 家具全般の製作をしてもらってからの長い付き合いがありますので 大学の先生と話している気がしませんでした(こんなこと書いていいのかな?)。

ところで 本題の学生さんのことですが
最近の若い子たちと仕事をともにする機会も久しくなかったので 正直どのように対応すればよいのかこちらが戸惑うような形でスタートとなりましたが
正直な感想は なんでも一生懸命にやる子だなと 好印象をもっています。
基本的には 私の仕事をそのまま見てもらい 途中にどのようなプロセスを分dねこのデザインになっていったかなど話しながら 仕事をすすめるという感じでいます。
その「途中でする話」ですが これがまた私自身にも良い効果がありまして
自分の考えた外構やエクステリアデザインの考えを他人に説明していると「ここはちがうな このように変更しよう」とか 思いがどんどん出てきたり判断が非常に早くなったように思います。

今回 久しぶりにインターン生を受け入れてみて 他人に見られているという緊張感みたいなものは絶えず必要だと感じました。
もちろんそこにはインターン生が とにかく真面目に真剣に見聞きしてくれる姿勢があるからこそだと思います。
私が教えているというよりも こちらが立ち止まって考えさせてもらっている部分もあるようです。

インターンシップの期間も期間の半ばを過ぎ 後半へ差し掛かりました。
どんなことでもいいので 彼女の中に何か感じて自分のものにしてもらえたら 私も非常に嬉しいですね。



伝統を踏まえ新しい発想を

2017年9月9日|カテゴリー「デザインへの考え方
デザイン外構
前回 母体である竹本造園で造園の技術や流儀を自然に学んできた過程をお話しました。

伝統的な造園の作法や哲学を学んだことは 時代や社会の変化を積極的に解釈し新しいスタイルの提案を試みるために必要なまなびでした。
新しいスタイルを求める中で気づくのは 造園の世界が時間をかけ様々な試みを通じて具体的な形状へ落とし込んだだけあって
各々の作法がすばらしく 学ぶべき点が多いことです。
例えば 石を配置する時 握りこぶし一つの間隔を単位とすること
他にも 植栽する時に奥行きを出すために不等辺三角形の法則を守ることなどは エクステリアにも他のデザインにも使える理にかなった作法です。
自分にとってそれらは すでに体にしみついた造園の作法・流儀であり
sotoDesignでは それらを継承すべき哲学として守りながら 新しいスタイルを提案していきたいと思います。


ところで
伝統家屋における造園には設計図がほとんど存在しないのをご存知でしょうか?

まず植物のあり方を決定し 他のものの配置や道筋を考えていきます。
何度も言うように 造園の歴史は長いので その文化的蓄積は素晴らしくて美しく見せるための幾つかの完成された形式を継承してきています。
かつては そのような形式が紹介された書籍などもたくさん読んだものです。
それは 造園の作法や礼儀を知る素晴らしい機会であり
また自分の目指すべき方向や自分がいるべき位置を知るための良い情報となりました。

先日の北欧研修でも感じたのですが 北欧デザインの自然を尊びシンプルなスタイルは
日本の和風にもどこか通じた美的センスでもあります。
sotoDesignでは 学んだ造園の源流を自分流に解釈して 新しいスタイルに昇華し
外構とエクステリアのご提案に活かしていければと思っています。