外構で迷った時に

安心な外構の施工

2018.06.19 外構で迷った時に
玄関ポーチと庭が一面

2018618日午前758
大阪府北部で直下型の地震が発生しました。
有馬温泉から京都方面へ伸びた「有馬高槻断層帯」は
平穏な住宅地がつづく北摂地域を一瞬にして被災地へと変えてしまいました。
この地震で 亡くなられた方も何人もいらして 胸が痛みます。
被災されたすべてのみなさまに お見舞い申し上げます。
なかでも 外構施工業者としてブロック塀の倒壊のニュースは
大変ショックなものでした。
私達 外構業者にとって身近な ブロック塀は簡単に丈夫な壁を作るものとして
あらゆる場所で使われています。
ただ 正しい建設方法でなければ そのしっかりした重量は危険なものです。
建築基準法があるからとか ないからとかいうのではなく
安全な工作物を作らなければならない そのための知恵や技術をつくすべきなのは
施工者として当然のことであり 重要な約束事だと思います。
以前から たびたびブログでも書いてきましたが
工事というものは難しいのです。
たとえば 金額
見積もりが詳細まで出ていて 根拠のある値引きならば問題はありませんが
どこをどうするから安くなるということがはっきり言えないような値引きは
工事の内容を薄くする可能性があります。
職人がかかる日数が減る もしくは 材料が少なくなる というのが
単純に想像がつくと思われますが 
工場で作った既成品を購入するのではないので
工事施工者の采配で 表は同じでも中身を変えることはできてしまう。。
今回のブロック塀がどういう経緯だったのかわかりませんし 想像でしかありませんが
鉄筋がしっかりと入っていなかったことや 支えるための控壁がなかったことなどは
簡単に考えても 材料をケチったとか日数を削ったのではないのかと思わずにいられませんでした。
そんなくだらないことで 聞くに耐えないような悲惨な事故に結びついてしまったのではないかと
感じると本当につらくなります。

それと同時に
個人宅であれど道路に必ず面する外構工事を施工するにあたって
従来どおり 安心安全を誠心誠意守る姿勢を持ち続けながら
業務を行っていかなければならないと あらためて肝に銘じました。
想定外の規模の事が起きることも多くありますが
見えない部分も 正直に親切に正しく施工するしかありません。
地震国日本の施工者のみなさんが 同じ思いで工事にあたってもらえたらと切に願います。

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