外構の材料や素材について

外構業界で今後真剣に考えないといけないこと

2018.11.03 外構の材料や素材について
ここ何年かは東北復興や東京オリンピックにより職人さんの確保が非常に難しくなって来ているのは感じておりましたが、ここにきて今年の大坂北部地震や台風の復旧のために 職人さん不足問題がさらに深刻化していると感じております。
実際皆さんが考えておられるより内情は深刻で、sotoDesignが一生懸命頑張って相見積もりの中からお選び頂き
工事の段取りをとろうとしても これまでのように容易に職人さんをつかまえることが難しくなっています。
この11月も なん物件か工事着手予定をしているのですが 2ヶ月程前の折衝途中からこのような物件があるので、と職人さんに予定をあけてもらっておいて調度良いぐらいで、新規で来月着手希望の依頼が入った場合には 工事ができそうになくて申し訳ないけれど丁寧にお断りするか、現実の状態を正直にお話して可能であればお待ちいただくという選択になってしまいます。いくら良い打合せができ良い外構プランが出来てもそれが施工できないという
sotoDesignとしてもなんとも言えない思いをしているところです。もうこのレベルは自分一人で解決できるものではなく行政や皆さん達とで考えていかないとこの業界の行く末が危ぶまれます。
この問題をよく考えてみると、バブル経済以降あまりにも冷え込んだ時代が長く続いたために、
親方たちが後継者に「この仕事を継がずに、別の仕事に就け」ということを促す時代です。私自身にも息子が3人いますが その気持ちはなんとなく分かる気がします。
結果職人さんの高齢化に続きその後の後継者はほとんど見当たらないという状態がつづいてきてそこへもって今年の異常気温
最高気温が40度の状態で外部作業になれている熟練工でも危険を感じる状態の作業環境です。そのような状態でどこの若い人達が職人を志願するでしょうか?
といろいろな問題が山積する職人さん業界においてほんの一部の表部分ですが、ここまで書いてきた事で
ブログを読んで頂いている皆様にも少しご理解いただけましたでしょうか?
現在新築やリフォーム工事をご検討中の皆様はこれまで通り相見積もりすることは何の問題もありませんが、
なるべく早い段階で外構業者を決定しておき、変更をかけていくという形態をおとりいただく事をおすすめします。
請け負う側も ご契約いただいて施工業者に選定してもらった時点でないと実施する職方さんの予定をおさえることができないからです。
現在の状況ではギリギリまで相見積もり業者さんを選定できず、建物のお引渡し直前に決定下から工事をお願いしますと
決定頂いても、まずタイムリーに工事着手は難しくなりひどい特はかなりお待ちいただくケースもしばしばあると思われます。このようなことを少しでも回避いただくためにもなるべく早く施工業者さんの選定下さい。
そうすることで少なくとも着手時期(工期)について気を使うことが激減すると思いますので、心当たりのあるお客様は
ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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