デザインへの考え方

ちょっとした工夫がお庭を使いやすく

2017.12.21 デザインへの考え方
O様平面図2
先日 完工して大変喜んでいただいて 設計したこちら側も幸せな気持ちにさせていただいた O様のお宅の平面図です。異型の敷地になっていて車が駐車してあるところが駐車スペース縦に長いガレージを要する細長いアプローチやお庭のスペースが限られていることなど、都会部の住宅地にはよく見られる条件でもあります。今回ご紹介したいのは お庭の工夫です。平面図で見て頂けるように 建物の南側に三角形のスペースがギザギザと並んでいます。この小さなスペースを うまく有効に使いたいですね。弊社がよくデザインするのが こんな工夫です。
O様お庭
こちらは提案させて頂いた際のパース完成した物の写真に収めるのも難しいような場所ですのでこちらのパースでご説明すると お庭は右奥に植木を植えたスペースつぎに 白いタイルデッキにしたスペースそして芝生を貼ったスペース一番左は砕石のスペース です。このお庭の外構計画でのポイントは 使いやすい有効面積を広げること。少ないスペースなので まずはリビングとの高低差をなくし室内とお庭部分をほぼ同じ高さにします。もちろん 雨がはいらないだけのクリアランスは確保しますが普通のお庭のように 基礎の高さまるまる残すことなく出入りする窓の少し下まで 地面自体を上げます。高さを上げた地面は 芝生のスペースと砕石のスペースの間で段差をつけています。つまり お庭は芝生とタイルと植木の部分が同じ高さで広がり リビングからすっと来れるぶん さらに広く有効に使えるということ。ちょっとしたことですが いろんなお客様の外構プランで この方法を使ってご提案させていただいています。普通に お庭に「降りる」高低差があったら もしかしたらお庭を使うことがなくなってしまうかもしれないような省スペースのお庭をリビングの延長として楽しめるので 好評です。またこの方法ですと お庭に植えたお花や植物も室内にいながら見やすいというメリットもあります。ほぼ同じ高さにありますからね。
O様プラン全体
次回は このパースでもおわかりのように細長い 横幅がぎりぎりのO様のアプローチ部分に設置した門柱についてご説明したいと思います。お楽しみに。

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