デザインへの考え方

北欧の遊具はおもしろい

2017.07.06 デザインへの考え方
ヴァンター空港にの通路に展示(体験できます)の遊具?です
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これを見た時、ふと思いました。「日本にはこのようなものがなぜ無いのだろう?」
シンプルで洗練された美しさ 参りました!
いよいよデザインの本場で 自分の目でオブジェやパーツを見つけては
学んで帰って 今年はとにかく創るぞという やる気がすごく湧いてきたのを覚えています。
日本人の感覚では、PL法やその他諸々の諸事情にとらわれすぎて
このような伸び伸びとしたデザインにならないのではとも感じました。
安全は大事なことですが 規制にとらわれ 何か大切なものを忘れている気がします。
創り手の思いや感情等がダイレクトに出ていて、
諸事情にとらわれないで創りたいものを創っている事実と デザインを理解し優先する社会
とてもシンプルな事なのですが 現在の日本では難しい事なのでしょう。
実際、sotoDesignが 外構で色々なものを創るときにも
そのような手かせ足かせの中で創造していると感じる事が多々ありますから、、、
デザイン優先
日本と外国ではものづくりを取り巻く環境が物凄く違うのだとおもいます。
そうでなければ、素材選びから始まり 造形に至るまでがこの様になるとは考えられません。
例えば、日本で鉄や木は雨水にさらされるような場所では決して材料としては選ばないですよね。
メンテナンスがいくらかかるか もちろん大事なことではありますが
ところがこちらの人達は何の躊躇もなく使用してきます。
「傷めば、メンテナンスすればよい」と言っている様にも思えました。
これも 日欧での考え方の違いですね。
これって創り手からすると物凄く差のあることで、
素材を選べるという事は 自由度がぐんとアップし デザインや製品を作る上で
なににも代えがたい重要なポイントです。
創作者の創りたいように創るという大胆さ、その後のことはあまり考えないでデザインにかける
当然 社会からの理解がなければ成り立たないはずです。
日本では 良く解釈すれば、素材の選定からディテール隅の隅まで気を遣い
法定等の縛りにも気を配りそつなく仕上げる というのは
なんとなく小さくまとまるとでもいいましょうか、、、
これまで、創造者には両方の心遣いが出来る方が良いと思ってきましたが
北欧へ行ってほんのすこし気持ちに振幅(許容範囲)が大きくなったかなとも思います。
決してなにも考えずにご提案すると言う事では無く、
何事にも規制の概念や思いの許容範囲の幅をもう少し広げることで、
デザイン性があがり 材料の無駄が省け、スッキリしたものに仕上がるのではないでしょうか。
その為には、受け入れていただく方々にも「このデザインだったら、このぐらい許せるよね」と
思って頂けるような それだけの力や魅力のある物創りやデザインを目指していかなければと
つくづく考えさせられました。
この研修ははじまったばかり、
まだまだお伝えしたいことや、sotoDesignの考えの変化も書き綴っていきたいと思います。

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