デザインへの考え方

緑のちから

2017.06.19 デザインへの考え方
緑(植栽)の力について 今日は書きたいと思います。
あまりイメージが無いようですが、私sotoDesignは
造園屋の二代目になります。
物心付いたときには、植木や石、職人さん達にかこまれて育ったので
逆に当たり前すぎて
植木などに特別な思いも感情も少なかったように思います。
実際に若い頃から今まで作ってきた外構作品において、
植物は全体のバランスをとり空間をうまく繋げるための物という解釈をしていました。
緑が嫌いだったわけではないのですが
竹本造園と名がつくわりには
緑(植栽)に力を入れて庭が印象的でキレイな外構プランは 正直あまりありませんでした。
植木は脇役で 創作物がメインというような考えが自分の中で成立していたように思います。
ところが最近 歳を重ねて 少し緑(植栽)の魅力や恩恵を肌で感じられる様になりました。
最近も sotoDesignの事務所前に 少し大きめの植木を入れてみました。
植える前
植える作業中
植栽後のすがた
植栽を入れる前の写真と入れた後の写真は全く違った空間になっていますよね。
植木の生命力 緑のちからが溢れてくるようで
とても心地よい場所になったようです。
事務所前
ガーデニングに力を入れる人の気持も 遅ればせながらわかる気がしますが
自分が緑をつかうと ガーデナーの方や造園士さんが創る作品とは
やはり少し違う雰囲気になります。
好きか嫌いかは 各々見る人におまかせするとにしましょう。
人の嗜好は なかなか変えれるものではないので
sotoDesignがつくるとどうしても
ガーデナーさんのような植物をとりどり集めた華やかな緑化にはなってません。
どうしても 外構空間のパーツの一つとして プランの中に活かす扱いになっていますが
このシンプルさは仕方がありませんね。
ただ、確かに 植木があるととても豊かな空間になります。
緑の力とは どの様に配置するとか、何の種類を植えるとかではなく
植物や植木そのものがあるだけで空間を魅力的に見せてくれるのだと思います。
夜間の照明点灯
シンプルでも和風でもガーデン調でも 緑のちからは必要なのです。
今後も私の作るシンプルな外構を引き立ててくれるように
植木や緑をうまく配していけたらいいなと思います。
おのずとその外構は良いものになるでしょう。

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