デザインへの考え方

エクステリア請負工事の選び方

2013.07.06 デザインへの考え方
私も 数年前に家を建てました。
もともと 建築や意匠が好きなので建築家にお願いし
2年かけて設計施工をしてもらいました。
建築家も 施工してくれた施工会社の担当者さんも
大工さん 塗装屋さん 電気屋さん 設備屋さん
みんなが 本当に親身に懸命に 持っている技術を出しきって
いいものを作ろう!と 一丸となって建築してくれました。
我が家は資金が限られていたので 余裕がある施工ではなかったかもしれません。
そのぶん 私たちは暑い中働く施工者のみなさんに 大変感謝していました。
ささやかですが毎日凍ったおしぼりを用意して使っていただいたり
遅くまで作業されているときは 食事を用意したりと
心配り程度で精一杯でしたが みなさん快く理解してくれて
半年の施工が終わり 電気屋さんと現場監督さんが挨拶をして建物を出るとき
明日からみんな来なくなるんだと 寂しくなったのを憶えています。
一生に一度の我が家の建築に携わるのなら
こんな想いが集まって 施工しなければならないのだと 改めて思った瞬間でした。
インターネットが普及し たくさんの選択肢を見つけられる現在では 相見積もりが当たり前。
弊社でも エクステリアの設計をご依頼いただくお客様のほとんどが 他社さまとの相見積もりです。
同じ条件で どんなプランが出せるのか 比較していただくのは大事なことですから
弊社では ぜひどうぞとお話しています。
大事なのは同じ条件でプランの依頼をすること です。
違う条件では 的が違ってくるので 正しい比較ができません。
さて たとえば2社選択に残った時
次は 施工費用で検討されると思いますが その時はどんな基準で選ばれますか?
少し考えていただきたいのは
請負工事は 既成品や車を購入するのとは異なるということです。
内容が必ず一定のもの~電化製品やメーカーの食品や車などは
1円でも安いほうがお得ですね。
でも
エクステリア請負工事費用は見えないものも含まれます。
同じプランなのに なぜかA社よりB社のほうが すごく安い時
よく聞くのが ゴミや残材残土を廃棄せずに敷地に埋めてしまう業者さん
似た石材 似たエクステリア商品を使っているけれど 厚みが薄いものである場合
ガレージ土間コンクリートが 薄ーく打ってある業者さん
追加追加で 結局最終金が高額になってしまう場合もあります。
必ずしもそうだとは 言い切れませんが 可能性として
規格でないものを施工するのですから いわゆる手抜き施工をすれば
いくらか安い施工ができるようになるはず。そこが 怖いですよね。
手抜きされたものが 築後何年かして露呈しても 補償はしてくれないのが普通です。
「適正価格」という言葉がありますが 安さだけ で決定するのはお勧めしません。
そしてデザインや機能が 十分検討されたプランかどうかも 考えていただきたいです。小さなスペースにもアイデアをこらしてあるのかどうか よくよく説明をきいて じっくり考えられた設計をお選びください。
エクステリア業者さんと心をつなげて 施工を依頼できたら
このお客様のために もう一手間 ていねいにしてさしあげよう と思ってもらえます。
それってすごく素敵なことですよね。
この先ずっと安心して住める家づくりを 目指して。

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