sotoDesignが創造し始めたきっかけ2
2017.09.29
デザインへの考え方
さて 昨日からの続きで 家業を継ぎ自営業となってからのお話です。家業は植木の剪定や造園工事などを行う造園業です。ですが サラリーマンを辞めて家業へもどる際に 造園業の手伝いではなく新規のお客様に外構の設計施工を行う外構部門を立ち上げることにしました。その時の部門名は 「グリーンネットワーク」と名乗っていました。今 考えると造園一本、すべてを造園業にささげていた亡き父が それを許してくれたことに感謝です。自分が一番だと思う造園の仕事ではなく 私のしたいことをさせてくれたのですから。しかし 開業したものの そう簡単なことではありませんでした。造園ではない新部門なので これまでの固定客がターゲットではありません。新しく外構工事を行う予定のお客様を探さなければなりませんでした。有名な住宅メーカーのバッジを外した私には 誰も振り向いてもらえません。退社し別部門を立ち上げる時に 当時の社長であった父との約束は「金銭的な相談や 退社後の後悔は聞かない」でした。どうしたら 知らないお客様に振り向いてもらえるかということを 真剣に寝ても覚めてもずーっと考えていたような気がします。もちろん 普通の営業手段として 当時流行っていた「価格破壊」安売り王的な営業も試みた時期もありました。でも 何か違うんじゃないかというのが 心から離れずに それでも生活もかかっていて毎日必死に 休むことなく働き続けました。もともと 創造することには なんの抵抗もなかったわけですから手間や時間をかけ アイデアを絞って ご縁を繋いだお客様に喜んでもらえるデザインをしようと考え始めたのはこの頃からだったように思います。どうやら お客様が喜ぶのと同じくらい自分も嬉しくないと納得できない性格のようです。そして「グリーンネットワーク」は「sotoDesign」と名乗るようになりました。ほんとうの意味で デザインに特化した外構を創るようになったのは15年くらい前からということですね。こだわりの外構プランをご提案するスタイルをこれでいいんだと自信を持つようになりました。次の目標が「売り込みに行かなくとも お客様からご依頼を頂ける外構デザイナーになる」ここ10年ちょっとでインターネットやスマホの充実が追い風となって現在はその夢にほぼ近いかたちで お仕事を途切れることなく頂けるようになってきたのです。ただしゴールではなく また新しいスタートになるのだと思います。次回は新サイトオープンのお知らせです。
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