デザインへの考え方

デザインデイテール

2017.07.17 デザインへの考え方
オアスタットのとある公園での写真です
IMG_3286
IMG_3288
今回はこの2枚の写真についてお話します。
別の遊具等も写真を取ってきましたので 後ほど紹介致します。
現地で最初にこの2枚の写真を撮ったのですが、
毎度のことですが色使いに感動しました。
写真撮影時は曇り空だったのですが、
どんよりした感じの中でも とても色が映えて見えますね。
さすが太陽の日差しが少ないお国柄ならでは ですね。
緑色のベンチなのですが、角のデイテール部分をご覧下さい。
日本では恐らくこのアール付けでは了解してもらえないでしょうね。
もう一つの卓球台もご覧下さい。
四隅の角が危なくて 日本でこれは了解してもらえないでしょうね。
卓球台の足元の芝生が擦り切れていますので 普通に使用されていると思いますが
お国違えば良しとなるのでしょう。
日本のエクステリアメーカーさんに言わせると、
危険だと言う事だけで 全くもって受け入れる事は無いのだと思います。
実際に現物を目の前にして思うことは、
使用する人が気をつけて使用頂くしか無いのだろうと感じました。
これらの遊具やベンチで人々が困った事に陥っているような感じでも無く
皆さん楽しそうに遊んででおられるようでした。
何度もこのブログで書き込んできましたが、
使用者が大きな怪我をしたり使いづらい物を造って「デザイン」でも無いのでしょうが
その部分の気遣いだけに意識が集中してしまい、
楽しい物や美しい物ができなくなるということにも
全く問題がないとも言えないのではないかとも考えてしまいます。
大事な 安全とデザイン
確かに、この部分の折り合いはどこで線引をすれば良いのかという点は
非常に難しい問題だと思います。
ただ、皆さんがこの公園で楽しんでおられる姿を見ていると、
目の前にある遊具やベンチは 全く問題無いのだろうと思いました。
日本のデザインもとらわれから開放されて、
もう少しおおらかに考えられれば
各メーカさんのカタログ商品が ほぼ同じとはならないのでは?
実際、今回のデザイン研修ではそのように感じる事が非常に多くありました。
私自身、日本でエクステリアと外構デザインをしているのですが、
sotoDesignでは、皆さんが楽しくなり美しいと思えるデザインを優先して
他で目にしないものを ご提案できるよう注力して行きたいと思います。

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