デザインへの考え方

集成材のカフェをみて

2017.07.04 デザインへの考え方
今回も北欧デザイン研修で見つけたものを書きます。
トランジットの為 一旦ヘルシンキヴァンダー空港で降りた際に
撮影したものです。
空港内にある 集成材のカフェです!(少し暗いですが、到着最初の写真なのでお許し下さい)
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少し集成材の話をします。
歴史的に見ても、北欧では建築家やプロダクトデザイナーが
この集成材を使用した作品を排出しています。
集成材とは簡単に言えば積層材(ベニア板等)です。
IKEA等の家具でもよく使用されているので皆さんも目にしておられるのではないでしょうか?
現在家具や建築どの分野において 集成材抜きには語れない程ポピュラーな材です。
付け加えると、加工が簡単で安価な材料だそうです(知人建築家談)。
上記の様な背景からもわかる様に色々な分野で使用されて、
多数の名作と言われる作品ができてきたのでしょうね、
この集成材という材料をsotoDesignの作品創りの材料で検討してみたことがありますが
やはり接着剤を使用して積層している材料なので外部での使用には向かないようです。
この性質を克服できれば、集成材は非常に面白い素材だと思うと共に
これまでにない発想も可能だと思うのですが、、、
後、それらを使用する人間の考え方も 北欧と日本では全く違うと思います。
自分も含め 日本人はとかく細部の仕上げや、些細な事を大変気にしますよね。
今回 北欧で色々な建築や家具、エクステリア(主にフェンスやベンチ)を見てきて感じたことが
集成材だけでは無く、材木のネガティブなところを恐れる事無く大胆に使用されている事をみて、
非常に勉強になりましたし、何より色々な考え方の振り返りができたと思います。
空港に到着したところで一番最初に撮った写真でこれだけの事を考えさせられる北欧(集成材)
やっぱり奥が深いです(脱帽!)
※ちなみにこの研修で私自身が撮った写真の枚数は2000枚弱!
同行されたK氏は4500枚程だそうです(恐ろし恐ろし)
少しの間、この関係の記事が多くなりますが、ご覧頂ければ幸いです。

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